オウンドメディアとは?ホームページとの違いから運営するメリットまで解説
当メディアはコンテンツにこだわるサイト制作が得意な合同会社LIBERAが運営しています。
- ホームページを用意してみたけれど、思うように集客できていない…
- オウンドメディアを併用すれば、さらに成果を上げることができるのでは?
このように考えられている企業様は、多いのではないでしょうか。
オウンドメディアで大きな成果を上げている企業がある一方で、上手くいかずに辞めてしまった企業や収支があっていない企業もたくさんあります。
この記事では、オウンドメディアとホームページの違いから、運営するメリットやデメリットまで詳しく解説します。
オウンドメディアとは?
オウンドメディア(Owned Media)とは、英語の意味からもわかるように自社で保有するメディアを意味しています。具体的には、広義と狭義で以下のようなメディアを指します。
広義 |
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狭義 |
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どちらかというと狭義の意味で使われることが多く、記事を更新していくブログのようなイメージを持つと良いです。このサイトもオウンドメディアになります。
狭義の意味でのオウンドメディア事例
※ この記事の後半で他の事例も紹介しています。
また、オウンドメディアは、トリプルメディア(※)の1つとして、2012年ごろから注目され始めたことがGoogleトレンドにも表れています。(下記の図参照)
(※)トリプルメディアとは?
トリプルメディアとは、オウンドメディア / ペイドメディア / アーンドメディアの3つのメディアのことです。
トリプルメディアという言葉は、2009年に米国の論文で初めて紹介されました。日本でも日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会が、『2010年のWebマーケティング戦略として検討すべき』と宣言し注目を集めました。
トリプルメディアの特徴は、以下のようになっています。
メディア | 内容 |
---|---|
オウンドメディア | 自社で保有するメディア |
ペイドメディア | 費用を支払って展開する広告 |
アーンドメディア | SNSや口コミサイトなどで信頼や評価を得ること |
※ この表は横スクロールできる場合があります。
メディア | メリット | デメリット |
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オウンドメディア |
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ペイドメディア |
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アーンドメディア |
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※ この表は横スクロールできる場合があります。
どれが優れているかという話しではありません。それぞれメリット・デメリットを理解して、適切に使い分けることが重要です。
オウンドメディアは、成果が出るまでに時間がかかりますが、資産性があるのが大きなメリットです。ある程度記事が貯まれば、メンテナンスのみで成果を維持できるケースもあります。
オウンドメディアとホームページの違い
オウンドメディアとホームページは、自社の情報を発信するサイトという意味で、同じような印象があるかもしれません。しかし、両者は下記の5つの点で明確な違いが存在します。
5つ違う点
目的 / 更新頻度 / ターゲット / 制作方法 / 流入経路
それぞれの違いについて説明します。
『目的』の違い
オウンドメディア |
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ホームページ |
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※ この表は横スクロールできる場合があります。
オウンドメディアでは、サービスや製品に関する専門性を生かした情報を発信することで、ユーザーの悩みの解決が可能です。
ホームページでは、企業の概要やビジョン、サービス・製品の紹介、採用情報などを掲載し、ユーザーはどんな企業かを知ることができます。
『更新頻度』の違い
オウンドメディア |
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ホームページ |
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※ この表は横スクロールできる場合があります。
オウンドメディアは、ユーザーの様々な疑問や悩みを解決するコンテンツを提供するため、必然的に更新頻度が高く、コンテンツ量は多くなります。小規模なメディアでも数十記事、大規模だと1万記事以上にもなります。
ホームページで扱う情報は、短期間で変化のある情報が少ないため、更新頻度は低い傾向があります。
『ターゲット』の違い
オウンドメディア |
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ホームページ |
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※ この表は横スクロールできる場合があります。
オウンドメディアでは、見込み顧客の獲得を目的とすることが多いため、商品やサービスを使ってくれそうな顧客がターゲットになります。
ホームページは、様々なビジネス上の関係者がターゲットになることが多いです。
『制作方法』の違い
オウンドメディア |
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ホームページ |
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※ この表は横スクロールできる場合があります。
オウンドメディアは、下記の理由から、WordPressのテンプレートやnoteやzennを使用しているケースもあります。
- 必要な機能が揃っていて立ち上げまで速い
- コンテンツの中身が重視されるためデザインにこだわる必要がない(と判断した)
ただし、オウンドメディア / ホームページ共に、デザインや機能にこだわりたい場合は、Web制作会社に依頼することになります。WordPressのテンプレート・noteやzennだと、制約がありできないことも多いです。
『流入経路』の違い
オウンドメディア |
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ホームページ |
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※ この表は横スクロールできる場合があります。
オウンドメディアは、自然検索やSNSからの流入が多くなります。戦略にもよりますが、自然検索経由の流入を狙うことが多いので、SEO対策が特に重要になります。
ホームページは、直接・自然検索・広告・被リンクからの参照など、多くの経路からの流入が想定されます。自然検索の場合、指名検索や少ないワードからの流入が大半です。
オウンドメディア・ブログ・メディアの違い
オウンドメディア・ブログ・メディアは、人によって言い方が異なるだけで、ほとんど同じ意味だと思って差し支えないです。
ブログに関して
ブログは、weblogの略語で、日記のように継続的に追加されるWebサイトです。個人ブログをイメージする方も多いかもしれませんが、企業でも自社ブログとして、役立つ情報を発信しているケースも多いです。
メディアに関して
企業が特定のテーマに沿ってコンテンツを発信するサイトを指すことが多いです。日記のようなコンテンツであれば、メディアよりブログと呼ぶ方が一般的です。
強いて呼び方を分けるなら、下記のようになります。
- 日記的なコンテンツの場合:ブログ
- 専門的な役に立つ情報の場合:オウンドメディア・ブログ・メディア
一般的なオウンドメディアの目的
オウンドメディアの目的は、戦略によって様々ですが、下記の3つが代表的です。
- 見込み顧客獲得
- 認知・ブランディング
- 採用
メインの目的をどこに置いて運用するかは大切ですが、結果的に複数の恩恵を受けれることも多いです。
例えば...
- 『見込み顧客獲得』をメインに置いて運用→うまくいく
- その分野に詳しい企業として『認知・ブランディング』ができる
- 『認知・ブランディング』ができたことで、『採用』にも貢献する
3つの目標に関して、詳しく解説します。
見込み顧客獲得
見込み顧客を対象に、顧客の悩みが解決するような有益な情報を提供することで、サービスや製品に興味・関心を持ってもらえる可能性があります。
見込み顧客獲得までの例
- 何か悩みがあって検索する
- 解決できる記事(オウンドメディア)に辿り着く
- 記事内にあったお役立ち情報をダウンロード
- 企業から無料相談のオファーが届く
- 無料相談に参加する
- 契約
有益な情報を提供し、顧客の信頼を得ることが重要です。見込み顧客獲得を目的にする場合、顧客の悩みベースでコンテンツを作ることが多いです。
認知・ブランディング
- サービスや製品を購入してもらう
- ブランドを好きになってもらう
このためには、その対象を『知ってもらう = 認知してもらう』必要があります。
特に非認知層に対しては、関心を引き課題を解決できそうな情報発信を行うことで、認知のきっかけを作ることが重要です。
ポイント
商材によっては、SNSを利用した情報発信と併用することで、さらに効果を高めることができます。
オウンドメディアは、コンテンツの内容をコントロールできるため、『ブランド独自の価値』を表現しやすいメディアです。
ただし、認知・ブランディング目的でのオウンドメディア運営は、直接売上に繋がらないことも多いです。中小企業より大企業向けになります。
採用
採用をオウンドメディアの目的のひとつとしている企業もあります。
例えば、ホームページでの求人情報とは趣を変えて、社員の日々の働き方やインタビューなどを掲載し、企業文化や社風を伝えるような例です。
求職者も、入社前に情報を入手し納得して応募できるため、採用ミスマッチを防ぐ効果があります。
ポイント
極端な話し、年に数人採用するために、採用目的でオウンドメディアを運営するのは、収支が合いません。
『認知・ブランディング』と同様に、採用目的でのオウンドメディアの運営は、中小企業より大企業向けになります。
オウンドメディアを運営するメリット・デメリット
オウンドメディア運営のメリット・デメリットを知ることはとても重要です。
ここでは、6つのメリットと3つのデメリットを説明します。
メリット
- 資産性がある
- 広告での集客からの脱却
- 集客経路を分散できる
- 認知・ブランディング
- 顧客対応の工数が減る
- 自社の社員の教育
デメリット
- 運営コストがかかる
- 成果が出るまでに時間がかかる
- SEO対策の難易度が高い
オウンドメディアを運営するメリット
メリット
- 資産性がある
- 広告での集客からの脱却
- 認知・ブランディング
- 営業時に役に立つ
- 顧客対応の工数が減る
- 自社の社員の教育
資産性がある
オウンドメディアは、ある程度の期間、コンテンツを更新していくため、コンテンツが蓄積されます。
また、各記事の検索順位は日々変動しますが、うまくSEO対策できた場合、コンテンツが貯まると順位が安定してきます。そして、各記事で検索上位を取れれば、過去のコンテンツにも日々アクセスがあります。
資産化の成功パターン
- 記事の更新を頑張る
- 検索順位が上がり始める
- 見込み顧客の獲得数が徐々に増える
- 更新頻度を減らしても見込み顧客の獲得数は変わらず
- 記事のメンテナンスと月1,2記事のみの更新で成果を維持
4,5のフェーズまでいけば、資産化に成功したと言えるでしょう。ただし、昨今のSEOは更新・メンテナンス頻度も重要視しているため、完全にストップしてしまうと、徐々に検索順位が落ちる可能性もあります。
広告での集客からの脱却
広告は、即効性がある点が、大きなメリットです。その一方で広告を出すのを辞めたら、集客はできなくなります。つまり、資産性はありません。
集客を広告に頼っている企業は、オウンドメディアでの集客に成功すれば、広告依存の集客体制から脱却ができるかもしれません。
また、オウンドメディアは、広告ではリーチしにくい層や成約しにくいユーザーも獲得できる可能性があります。どちらも有効活用するのがベストです。
認知・ブランディング
認知・ブランディングを目的にオウンドメディアを運営していない場合でも、結果的に認知・ブランディングできることは多いです。
- アクセスがあれば、必然的に認知は取れる
- 良いコンテンツを発信していれば、必然的にブランディングもできる
ポイント
下記のような経験はありませんか?
- ある分野に関して調べるといつも同じメディアの記事がヒットする
この状態を作ることができれば、その分野に詳しい企業という認知・ブランディングができます。
営業時に役に立つ
オウンドメディアの記事は、営業時に使うこともできます。
例えば、FAQサイトの制作を検討しているお客様がいたとします。その際に、既に下記のような記事を作っていれば、メールで送ることもできます。
しっかりコンテンツを作っている場合、この分野に詳しいことのアピールにもなり、受注率に貢献します。
顧客対応の工数が減る
オウンドメディアは、顧客対応の工数を減らすことを目的としたコンテンツを加えることも可能です。
例えば、サービスや製品の使い方を紹介する記事を用意することもできます。このような情報の蓄積は、顧客サポートコストの削減に貢献します。
オウンドメディアと呼ぶかは微妙なところですが、FAQサイトは、顧客サポートコストを下げるために制作する企業が多いです。
自社の社員の教育
新入社員は、自社の業界にまだ詳しくない場合もあります。
そういった場合、オウンドメディアを読んでもらい、勉強してもらうこともできます。
弊社でも、何か質問があった際に、『以前記事にしてるから、この記事も読んでみてください!』と返事をすることもあります。
オウンドメディアを運営するデメリット
デメリット
- 運営コストがかかる
- 成果が出るまでに時間がかかる
- SEO対策の難易度が高い
運営コストがかかる
オウンドメディアで成果を出すには、ある程度のコンテンツ量が必要です。
ひとつのコンテンツを公開するまでには『企画』『執筆』という工程を踏み、公開後も『効果測定』『分析』が必要となります。
また、古いコンテンツはユーザーに誤った情報を与えるリスクがあるばかりか、Googleからの評価も下がるため『リライト』も必要です。
ポイント
- 成果が出た時の恩恵は大きいけど、運営は想像以上に大変
この点を考慮して、オウンドメディアの運営を検討すると良いです。片手間ではできないと思った方が良いです。
成果が出るまでに時間がかかる
※『成果が出るまでの時間』を『SEOの成果が出るまでの時間』と定義します。
Googleの公式情報によると、成果が出るまでの期間は、4ヶ月から1年とされています。
Googleに評価されるまでの流れ
- Googleに記事を見つけてもらう
- 見つけてもらって記事をインデックス(※)してもらう
- 良い記事がたまればサイトの評価が上がる
- サイトの評価が上がるにつれて徐々に検索順位も上がる
(※)Googleのデータベースに保存してもらうこと
Webは、ほぼ無限に近い空間であるため、Googleに評価されるまでに時間が必要となります。オウンドメディアは、広告のように即効性のあるメディアではないため、中長期的な観点で運用することが重要です。
SEO対策の難易度が高い
SEO対策の難易度は年々高くなっています。ノウハウを持った事業者も多く、競争も激しい状態です。
このような状況の中でSEOで成果を出すには、下記の2点が重要です。
- 専門的な知識があるメンバーをアサインする
- もしくはコンサルやマーケティング支援会社を入れる
- 社内でも担当者のリソースを確保する
SEOはまだ勝ち目はある!
難易度が高くなってきたSEOですが、昨今のアルゴリズムは企業が運営しているメディアを優遇する傾向があります。企業にとっては、まだまだ有効かつ選択肢に入る施策の1つです。
弊社で運営しているCWstudio mediaでは、2024年5月時点で27記事しか入れていませんが、上位量産し、月間100CV以上あります。
オウンドメディアの3つの始め方
オウンドメディアを始める際、どこに構築するか決めなければいけません。ここでは、3つのパターンを説明します。
3つの方法
- ホームページに含める
- 別ドメインで構築する
- noteやzennなどのプラットフォームを使う
ホームページに含める
既にホームページがある場合、自社ドメイン配下やサブドメインを利用してオウンドメディアを展開できます。
例
- ドメイン配下で運用:https://example.com/blog
- サブドメインで運用:https://blog.example.com/
この場合、ホームページのデザイン・テイストと揃えて用意されることもあります。
やっている事業が1つ、もしくは全ての事業が同ジャンルの場合、ドメイン配下で運用する方が良いです。ドメイン配下で運用の場合、基本的にドメインの評価を受け継げるので、最初から評価がある状態でスタートできます。
別ドメインで構築する
- ホームページとは違うテイストで展開したい
- 複数事業やっているためホームページ内には置きたくない
このような場合、別ドメインを用意して構築することも可能です。
既存のホームページの構築方法からくる制約やデザインを気にせずに作れるメリットがありますが、一からドメイン評価を上げる必要があるので、成果が出るまでに時間がかかってしまいます。
noteやzennなどのプラットフォームを使う
最近は、noteやzennなどを使ってオウンドメディアを用意する例も増えています。
noteやzennを使うメリット
- 構築が必要ない
- 無料で始められ
- 見やすい・使いやすい
noteとは?
note株式会社が運営する『クリエイターのあらゆる創作活動を支援するメディアプラットフォーム』
有料プランnote pro(80,000円/月 または 880,000円/年(初月無料))では、独自ドメイン取得・サイトデザインのカスタム・リード獲得支援・分析計測・運営サポートなどの機能が利用できる。オウンドメディア構築を応援するセミナーや契約企業コミュニティでの交流に参加できるメリットも。noteの会員数は790万人(法人利用3万件以上)で、note proを利用している企業にはキリンやPanasonicなどの有名企業が多いのが特徴。
zennとは?
クラスメソッド株式会社が運営する『エンジニアのための情報共有コミュニティ』
有料プランPublication Pro(9,980円/月 または 99,800円/年(初回30日間無料))では、PRバナー・記事のピン留め・レビュー・統計(全体および投稿ごとのPV数)といった機能が利用できる。PublicationはProを含めて773サイトが開設中。
SEOではなく、SNS経由で集客する場合、noteやzennを使うのは良い選択だと思います。SEOで集客をする場合は、WordPress等で構築した方が絶対に良いです。
noteやzennを選択している企業は、見込み顧客の獲得よりも、採用・認知・ブランディングが目的な場合が多いです。
オウンドメディアの立ち上げ方
オウンドメディアの立ち上げの流れ
- 目的 / KPIを決める
- キーワード調査
- サイト制作
- コンテンツ制作とリライト
ここでは、オウンドメディアの立ち上げ方・流れを説明します。
目的 / KPIを決める
オウンドメディアを成功に導くためには、まず目的・目標を決めることが重要です。そのために必要なステップは以下になります。
ステップ
- 自社の課題を明確にする
- KGIを決める
- 段階的なKPIを決める
かなり大まかですが、下記が例になります。
自社の課題
- 集客を広告と紹介に依存している
KGI(重要目標達成指標)
- お問い合わせ数30件
- 契約数15件
初期フェーズのKPI(重要業績評価指標)
フェーズ1
- 毎月10記事更新
- まずは記事を更新する体制を整える
フェーズ2(100記事)
- お問い合わせ数15件
- 契約数5件
運用してみないと分からない点も多いので、フェーズに分けてKPI設定をするのが良いです。最初から適正なKPI設定をするのは難しいので、調整しながら進めることになります。
キーワード調査
SEO対策をし、自然検索からの流入を想定した場合、検索需要があるキーワードで記事を書かないといけません。
例えば、下記の記事は、『FAQサイト 作り方』で検索した際に上位表示されるように、記事の構成やコンテンツを考えて作っています。
このように、SEOを意識したライティングは、検索ワードありきで構成や内容を考えます。
ポイント
サイト制作
- 目的 / KPIを決める
- キーワード調査
上記を経て、オウンドメディアに投資する判断をしたら、サイト制作に入ります。サイト制作の方法としては、下記の3パターンが一般的です。
3つの方法
- Web制作会社に依頼
- テンプレを使って制作
- noteやzennなどのプラットフォームを使う
やる気になっているこの段階は、サイトに色々な機能を付けたくなるのですが、ミニマムで始めるのがおすすめです。小さく初めて、徐々に機能追加しするのが、1番良い方法です。
コンテンツ制作とリライト
事前に、ある程度書くべき記事を考え、優先度が高いものから着手していきます。弊社では、下記の流れで記事を作成しています。
記事作成の流れ
- キーワード選定
- タイトル作成
- 構成(見出しを洗い出す)
- 書く見出しの概要
- ライティング
- 調整
書いた記事は、ツールを使い日々検索順位のモニタリングをします。順位が思うように付かない記事・上がらない記事に関しては、定期的にリライトをします。
オウンドメディアの事例
ここではオウンドメディアの事例を紹介します。
ferret
マーケティングツールや顧客管理ツールなどを提供している『株式会社ベーシック』のオウンドメディアです。
マーケティングに関する豊富な情報を発信し、日本最大級のWebマーケティングメディアとして有名です。各種特典が付いたferret会員になるために、メールまたはSNSアカウントを登録してもらうことで、見込み顧客の獲得をしています。
LIG
Blog Top | 株式会社LIG(リグ)|DX支援・システム開発・Web制作
DX支援・システム開発・Web制作などの事業を展開している『株式会社LIG』のオウンドメディアです。
2006年から始まったBlogで、今はWeb関連の様々な記事を上げています。この業界の方なら一度は見たことある方が多いでしょう。
多くのメディアで成功事例として取り上げられている。
CWstudio media
CWstudio media - 小説の執筆に役立つ情報を発信
弊社で運営しているメディアです。(時間がなくてデザインはこだわってないです…)
小説の執筆ツールの利用をしてもらうことを目標とし、小説の執筆をする方に役立つコンテンツを上げています。
他の事例と違って、かなりニッチで記事数も少ないです。しかし、2024年5月時点で、27記事しか上げていませんが、月間100CV以上あります。
業界によっては、超小規模なオウンドメディアでも成功することもあります。
弊社では、下記の3つのメディアを運営しています。
サイボウズ式
グループウェア『Kkintone』『サイボウズ Office』などを手がけるIT企業『サイボウズ株式会社』のオウンドメディアです。
『新しい価値を生み出すチームのメディア』を掲げて、カイシャ・組織、働き方・生き方、家族と仕事といったカテゴリーのコンテンツを発信しています。
サービスや製品のPRなしに、業種に関係なく働く人すべてが共感できるメディアとして、ブランディングや採用面での効果があるのではないかと思います。
新R25
YouTubeチャンネルも人気の新R25のオウンドメディアです。
テキスト型のコンテンツもありますが、トップページに表示されている記事は、ほとんどがYouTubeへ誘導するための記事になっています。
mercan
フリマアプリ『メルカリ』を運用している『株式会社メルカリ』のオウンドメディアです。
『メルカリの“いま”を正しくかつ遠くまで届け、エンパシーの総量を増やす』をテーマに、メルカリで働く人を軸にチームの紹介や社内での出来ごとを発信しています。
メルカリへの共感の声を増やし、未来の仲間集めに貢献したいという編集部の想いが伝わるサイト。
OnLINE
コミュニケーションアプリ『LINE』を提供している『LINE株式会社』のオウンドメディアです。
『LINEでは、こうしてます』というコンセプトで、コミュニケーション・金融・AIなど多岐にわたる分野の社員がVISION/CULTURE/WORKSの3カテゴリーのコンテンツを発信しています。
企業イメージを発信し採用に繋げる目的で運営されていますが、2023年9月をもって更新を停止しています。
DevelopersIO
クラスメソッド発「やってみた」系技術メディア | DevelopersIO
DevelopersIOは、『クラスメソッド株式会社』が運営する技術メディアです。
エンジニアであれば、一度は目にしたことがあるくらい有名なメディアです。社長の横田さんは、仕事がない時期にブログを始めて、ブログ経由で仕事が入るようになったとおっしゃっていました。
今では、認知・ブランディングにも成功し、採用にもかなり貢献しているのではないかと思います。
オウンドメディアのコンテンツは再利用がおすすめ!
オウンドメディアのコンテンツは、別メディアで再利用することも可能です。たとえば、以下のような再利用方法がおすすめです。
SNS | 概要やポイントをまとめてSNS用コンテンツにする。 |
---|---|
メルマガ | 800文字程度に要約してメルマガ用コンテンツにする。 |
YouTube | 記事の内容を元に台本を作り動画にする。 |
書籍 | 特定のテーマのコンテンツを集めて書籍化する。 |
※ この表は横スクロールできる場合があります。
オウンドメディア単体では収支が合わない場合でも、このように再利用することで、全体で収支を合わせられる可能性もあります。
いずれの場合も、URLを記載してオウンドメディアへのアクセスを促すこともできます。
オウンドメディアの立ち上げ・制作ならお任せください!
弊社は、自社でオウンドメディアの運営をしているため、運用面も考慮した、制作が可能です。また、ご希望であれば、SEOコンサルなど、マーケティング支援も対応しています。
オウンドメディアは、続けるのが大変なので、まずは最低限の機能で小さく始めるのがおすすめです。
- オウンドメディアの立ち上げを検討している
- オウンドメディアで思うような成果が出ていない
- オウンドメディアに投資すべきかわからない
こんな企業様は、まずは無料相談へお越しください。現状のお悩みや課題の相談、オウンドメディアを始める際の流れなどをご説明させていただきます。
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