ローカルSEOの教科書!地域ビジネスの集客に欠かせない施策を徹底解説!
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地域ビジネスの集客において、今や欠かせないのが「ローカルSEO」です。
「○○ 英会話教室」「近くの飲食店」「○○駅 美容室」などと検索するのは当たり前の行動になりました。
その検索結果に自社が表示されるかどうかは、来店数やお問い合わせ数に直結します。

この記事では、ローカルSEOの基礎から具体的な施策、そして避けるべき落とし穴まで、詳しく解説します。
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ローカルSEOとは?
ローカルSEOとは、Googleなどの検索エンジンで「地域名 業種・サービス名」といった検索が行われた際に、自社を上位に表示させるための施策です。
例えば、「博多 ラーメン」や「渋谷 美容室」といった検索結果において、自社がユーザーの目に留まるようにする取り組みを指します。
特に飲食店、美容室、ジム、医院など、地域密着型のビジネスにとっては最重要の集客チャネルとなります。

ホームページ制作など、ほとんどの会社がリモートで行なっているサービスにおいても、地域ワードで検索されます。
これは、なんとなく近くの会社の方が安心できるという心理があるからです。
なぜ地域ビジネスにローカルSEOが重要なのか
近年の消費者行動は「近くで探す」が基本です。Googleの調査でも、「近くの〇〇」検索は増加しています。
👇 「近くの〇〇」で検索されている数

ユーザーは単に情報を知りたいのではなく、実際に来店したりサービスを受けたいと考えています。従って、地域ワードで検索するユーザーは、サービスを探している、来店やお問い合わせに繋がりやすいユーザーです。
SEO / ローカルSEO / MEOの違い

「SEO」「ローカルSEO」「MEO」は、上の図のように階層的な関係にあります。
地域ビジネスの場合、「競合が強すぎる場合」を除いて、ローカルSEOはほぼ必須、それ以外のSEOは、リソースや戦略によって取り組むか判断すると良いです。
SEO(検索エンジン最適化)
定義 | Googleなどの検索エンジンで上位表示させるための施策全般 |
---|---|
対象範囲 | 全国・全世界のユーザーを対象にした検索結果 |
例 | 「英会話教室 おすすめ」「ダイエット方法」などの順位を上げる |
※ この表は横スクロールできる場合があります。
ローカルSEO(地域SEO)
定義 | 特定の地域に紐づいた検索で上位を狙う施策 |
---|---|
対象範囲 | 特定エリアに絞ったユーザー |
例 | 「福岡 パーソナルジム」「大阪 歯医者」などの順位を上げる |
※ この表は横スクロールできる場合があります。
MEO(マップエンジン最適化)
定義 | Googleマップでの検索結果を最適化する施策 |
---|---|
対象範囲 | 地図検索や「近くの〇〇」で探すユーザー |
例 | 「渋谷 カフェ」などと検索した際に表示されるマップ枠の順位を上げる |
※ この表は横スクロールできる場合があります。
通常検索とMapで上位を狙うのがローカルSEO
ローカルSEOは、地域ワードで検索した際に、通常検索とMapで上位を狙うことです。
- Map:下記スクショの赤枠の箇所
- 通常検索:下記スクショの青枠の箇所


人によっては、通常検索(青枠)で上位を狙う施策は、ローカルSEOに含まないと定義している方もします。
この記事では、通常検索(青枠)で上位を狙う施策もローカルSEOに含めています。
ナレッジパネルとGoogleビジネスプロフィール
ローカルSEOを知るうえで重要なナレッジパネルとGoogleビジネスプロフィールについて解説します。
この2つは密接に関係しており、正しく理解して運用することで検索結果での露出を大きく伸ばせます。
ナレッジパネルとは?
👇 赤枠の箇所がナレッジパネル

ナレッジパネルとは、ユーザーが「店舗名」「企業名」「施設名」などを検索したときに、検索結果の右側(PC)や最上部(スマホ)に表示される情報枠のことです。
営業時間、住所、電話番号、写真、口コミ評価などがまとめて掲載され、ユーザーにとっては 、そのお店の公式情報ページのような役割を果たします。
🔍 特徴
- 表示場所:検索結果の右側(PC)、検索結果上部(スマホ)
- 表示内容:住所、電話番号、営業時間、写真、口コミ、混雑情報など
- 検索ワード:指名検索(例:「スターバックス 渋谷店」)で表示されやすい
Googleビジネスプロフィールとは?

Google ビジネス プロフィール - Google にビジネスを掲載
Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップに自社の情報を掲載できる無料サービスです。
ビジネスオーナーが情報を登録・管理することで、ユーザーに正しい情報を届けられるだけでなく、口コミへの返信や最新情報の投稿も可能になります。
🖐️ 重要ポイント
ナレッジパネルやMapに表示される情報は、このGoogleビジネスプロフィールに基づいています。Googleビジネスプロフィールを正しく整備することが、ローカルSEOの1つの大きなポイントです。
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ローカルパックとその種類
地域ワードで調べたときに「ローカルパック」と呼ばれる、地図付きの枠が表示されることがあります。このローカルパックにはいくつかの表示形式があり、業種や検索内容によって見え方が変わります。
それぞれの特徴を理解し、自社のビジネスに合わせて対策を取ることがローカルSEO成功のポイントです。
💡 ローカルパックの種類
- ローカルパック
- ローカルABCパック
- ローカルスナックパック
- ローカルファインダー
ローカルパック
👇 赤枠の箇所がローカルパック

ローカルパックは、検索結果の上部に表示される地図と3つ程度の店舗情報です。上のスクショのように、広告(スポンサー)も表示されることがあります。
表示される情報は、Googleビジネスプロフィールの情報になります。
「美容室」などの地域名が含まれない検索ワードでも、検索エンジンがユーザーの現在地情報を考慮して、ローカルパックを表示することがあります。その際は、近くの店舗が表示されます。
🔍 特徴
- 「地域名 業種」や「近くの〇〇」といった検索で表示されることが多い。
- ユーザーの現在地情報が強く影響する。
ローカルABCパック
👇 赤枠の箇所がローカルABCパック

ローカルABCパックは、ローカルパックの中の1つの表示形式です。
「セブン」「スタバ」などのチェーン店名で検索すると表示されることが多く、「A・B・C」とラベルが地図上にも付きます。口コミや評価は表示されません。

店名を検索しているので、既にその店舗を知っているユーザーが多い = 口コミや評価の優先度は低いとGoogleが判断しています。
Googleは、ユーザー行動の分析やABテストを重ね、このように理にかなった判断をしています。
🔍 特徴
- 特定ブランド名やチェーン名の検索で表示されるケースが多い。
- A・B・Cのアルファベット付きで3件表示される。
ローカルスナックパック
👇 赤枠の箇所がローカルスナックパック

👇 ホテルで検索した結果

ローカルスナックパックは、ローカルパックの中の1つの表示形式です。
「ラーメン 渋谷」「ホテル 大阪」などで出やすく、写真 / レビュー / 価格帯などが強調されます。上のスクショでわかるように、業種によって表示形式が変わります。

ローカルスナックパックのスナックは、短く・パッと(snack=軽食のように手軽に)情報を得られる検索結果というニュアンスがあるようです。
🔍 特徴
- 「飲食店」「ホテル」「娯楽施設」など、消費者向けのローカル検索で表示される。
- 表示形式は業種によって変わる。
ローカルファインダー
👇 赤枠のボタンをクリックした際に表示されるページがローカルファインダー

👇 下記ページがローカルファインダー

ローカルファインダーは、検索結果に表示されたローカルパックをさらに詳しく見るために展開される一覧ページです。
より多くの店舗情報がリスト化され、地図と一緒に確認することができます。
🔍 特徴
- ローカルパック下部の「さらに表示」や「他の場所」をクリックで表示される。
- より多くの店舗や事業所が一覧される。
ローカルパックが表示されない地域ワード
👇 ローカルパックが表示されない例

すべての地域ワード検索でローカルパックが表示されるわけではありません。上のスクショのように、BtoBサービスでは、ローカルパックが出ないことが多いです。

これもGoogleがユーザーの検索行動を分析して、近くであることがそこまで重要ではないと判断しているからでしょう。
リモートで仕事をする業種でも、地域ワードで検索されることは多いです。例えば、「ホームページ制作 〇〇(地域ワード)」の検索ボリュームが下記です。
検索ワード | 検索ボリューム |
---|---|
ホームページ制作 大阪 | 5400 |
ホームページ制作 福岡 | 1900 |
ホームページ制作 名古屋 | 1600 |
※ この表は横スクロールできる場合があります。
対面で仕事をするわけではないけど、なんとなく近くの会社に依頼する方が安心というのが、顧客心理です。
💡 Point
ローカルSEOでは、ローカルパックだけでなく、通常検索結果で地域ワードを押さえる施策も行うべきです。
特に高額でしっかり比較検討される業種では、通常検索結果で自社サイトを上位表示させることが重要です。
ローカルSEOのメリット
ローカルSEOには、中小企業や店舗にとって大きなメリットが数多くあります。ここでは代表的なポイントを整理して紹介します。
💡 ローカルSEOのメリット
- 来店・問い合わせに直結しやすい
- 競合が少ない
- 広告費をかけずに集客できる
- スマホユーザーとの相性が良い
- 口コミが信頼と売上に繋がる
- SEOに比べてMEOは難易度が低い
来店・問い合わせに直結しやすい
ローカルSEOで検索結果に表示されるのは、「今すぐ近くのお店・会社を探しているユーザー」です。そのため、通常のSEOよりも来店や問い合わせにつながりやすく、即効性のある集客が期待できます。
競合が少ない
「SEO対策」などの全国規模キーワードは大手企業との競争が激しいですが、「福岡 SEO対策」「渋谷 美容室」といった地域ワードでは競合が少なく、中小企業や個人店舗でも上位表示が狙いやすいのが特徴です。
広告費をかけずに集客できる
Googleビジネスプロフィールは無料で利用でき、設定や更新も自社で行えます。広告を出さなくても検索結果に表示されるため、低コストな集客チャネルを確保できます。
スマホユーザーとの相性が良い
多くのユーザーが外出先でスマホ検索を行っており、「近くのラーメン」「今営業中のカフェ」など、ローカル検索はスマホ利用シーンと非常に相性が良いです。
口コミが信頼と売上に繋がる
検索結果に直接口コミや評価が表示されるため、レビューの数や質が信頼度に直結します。また、口コミをもらうことで、サービスの改善につながります。
SEOに比べてMEOは難易度が低い
通常のSEOはコンテンツ制作や被リンク獲得など長期的な施策が必要ですが、 MEOはやるべき項目が比較的シンプルで、短期間でも効果が出やすいのが特徴です。
🎉 ローカルSEO成功事例
パーソナルジムを運営されている弊社のお客様の事例です。

- サイトリニューアルから約6ヶ月程度で、狙っていたキーワードで上位表示
- 現在も狙っていたキーワードで1~3位
- サイトからの集客で売上1.6倍
サイトの内容はほとんど変えていませんが、2年経っても検索上位をキープしています。競合があまり強くない場合、特に費用対効果が良いです。
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ローカルSEOの対策ポイント
ローカルSEOで成果を出すためには、MEOと地域ワードでの通常検索対策の両方を意識する必要があります。ここでは、代表的な対策ポイントを整理します。
💡 対策ポイント
- Googleビジネスプロフィールを最適化する
- 口コミを集めて適切に返信する
- NAP情報を統一する
- サイトの地域SEOを強化する
- サイトのコンテンツを充実させる
- ドメインパワーを上げる
- サイテーション対策を行う
Googleビジネスプロフィールを最適化する
ローカルSEOの基盤となるのがGoogleビジネスプロフィールです。
住所・電話番号・営業時間といった基本情報を正しく登録するのはもちろん、写真やサービス内容も充実させましょう。
さらに、投稿機能を使ってキャンペーンや最新情報を定期的に発信することで、Googleに評価されます。
初期フェーズ |
|
---|---|
運用フェーズ |
|
※ この表は横スクロールできる場合があります。
特に口コミを集めて、適切に返信することが重要です。
💡 口コミを集める施策
- 来店・利用後に直接依頼する
- 口コミ依頼用のQRコードを設置
- フォローアップメールやLINEで依頼する
- サイトに口コミリンクを設置する
口コミに対して金銭や特典などのインセンティブを提供することはガイドライン違反なので、避けましょう。
また、当然ですが、サクラ口コミも絶対に避けましょう。ガイドライン違反であり、最悪の場合アカウント停止となるリスクがあります。
💡 口コミへの返信のポイント
- ポジティブなレビューには感謝を
- ネガティブなレビューには誠実に対応
悪いレビューに感情的に反論するのは避けるべきです。これから口コミを参考にするお客様に、マイナスイメージを与えてしまいます。
NAP情報を統一する
NAPとは、Name(店舗名)・Address(住所)・Phone(電話番号)の略です。
この情報がネット上でバラバラだと、Googleに正しく認識されず、検索順位に悪影響を与えることがあります。
🖐️ 重要
Googleに正しく認識させるために、ホームページ、ポータルサイト、SNSなど、すべてで表記を統一させる必要があります。
NAPで気をつけるポイントは下記の通りです。
- 表記ゆれを避ける
- 店舗名・住所・電話番号は必ず同じ表記にする。
- 公式サイト・Googleビジネスプロフィール・SNS・ポータルサイトで統一
- どこか一箇所でも違うと「別の店舗」と認識される恐れがある。
- 略称や全角・半角の違いに注意
- 人間には同じに見えてもGoogleは別情報と判断することがある。
🙅♂️ ダメな事例:店舗名の揺れ
- 株式会社リベラ
- (同)リベラ
- 合同会社LIBERA
どれも同じ会社でも、Googleには別の存在と見なされる可能性がある。
🙅♂️ ダメな事例:住所の揺れ
- 福岡県福岡市西区姪浜1-2-3
- 福岡市西区姪浜1丁目2-3
- Fukuoka-shi Nishi-ku Meinohama 1-2-3
番地や丁目の書き方、英語表記混在は混乱のもと。
🙅♂️ ダメな事例:電話番号の揺れ
- 092-123-4567
- 0921234567
ハイフンの有無などを統一していないと別番号扱いになる可能性がある。
サイトの地域SEOを強化する
自社サイトのSEOもローカルSEOにおいて重要です。
特に下記のようなビジネスでは、Googleビジネスプロフィールの情報だけで判断されることは少ないです。
- 単価の高いビジネス
- 1度契約すると解約や乗り換えに手間がかかるようなビジネス
- サービス内容が複雑なビジネス
そのため、サイトに顧客が知りたい情報を充実させることが重要です。また、MEOの順位は、SEOの順位との相関関係があるため、SEOでもしっかり上げにいくことが大事です。
🙅♂️ よくあるダメな事例
- タイトルやサイト内の見出しに地域名が入っていない
- 顧客の知りたい情報がない or 見つけにくい
- 複数地域に対応しているのに、各地域ごとの専用ページがない
🤔 貴社のサイトを無料診断
現在、無料で相談やサイト診断を行っています。歴14年の代表が、ローカルSEO上の改善ポイントをご指摘します。
また、昨今のSEOでは、ドメインパワーがとても重要です。
ドメインパワーとは?
サイトのドメイン(URL)が検索エンジンからどのくらい信頼されているかを示す指標のことです。一般的には、他のサイトからリンクしてもらっている数や質(紹介元の信用)、サイト運営歴、コンテンツの充実度などの総合評価で決まります。
特に地域性のあるリンクを獲得することで、ドメインパワーが上がれば、ローカルSEOで有利になります。
例えば、地域ポータルサイト、地域メディア、商工会議所、自治体関連ページからリンク付きで紹介を得られれば、ローカルSEOで有利になります。
サイテーション対策を行う
サイテーションとは、リンクが貼られていなくてもネット上で店舗名や住所、電話番号が言及されることを指します。
例えば、地域ブログで「○○カフェ(東京都新宿区)」と紹介されたり、SNSで言及されたりするだけでもGoogleの評価にプラスになります。

SNSで取り上げたくなるような工夫をすると、そこからの流入や認知拡大だけでなく、ローカルSEOでも有利になります!
メディアを使った地域ワードの対策
さらに集客効果を高めたい場合は、「地域名 業種 おすすめ〇〇選」のキーワードで記事を作成する方法も有効です。
例えば、下記のような記事を複数展開し、それぞれの記事の冒頭で自社を紹介します。これにより、検索ユーザーが比較検討しているタイミングで自社をアピールできます。
- 「東京 ホームページ制作 おすすめ10選」
- 「大阪 ホームページ制作 おすすめ10選」

この方法が特に有効なのは、地域名で検索されるけれど、実際には地域に限定されない業種です。
🙅♂️ 効果が薄い例:福岡でパーソナルジムを運営している場合
「東京 パーソナルジム おすすめ10選」といった記事を作っても、東京でジムを探している人は福岡には通えないため、集客には繋がらない。
🙆♂️ 効果がある例:福岡でホームページ制作をしている場合
「東京 ホームページ制作 おすすめ10選」という記事を作成し、冒頭で自社を紹介する。ユーザーは東京の会社を探しているものの、地域は必須条件ではない。この場合、訴求次第で福岡の会社でも顧客になり得る。
【無料診断】ローカルSEOの現状を診断します!
ローカルSEOで成果が出ていない場合、どこに問題があるのか、正しく把握する事が重要です。
現在、弊社では、無料でローカルSEOの現状を診断しています。
- 改善ポイント
- 改善インパクト
- ご依頼いただく場合の費用感
など、詳しくご説明します。下記リンクから、お気軽にご相談ください。
🎉 ローカルSEO成功事例
パーソナルジムを運営されている弊社のお客様の事例です。

- サイトリニューアルから約6ヶ月程度で、狙っていたキーワードで上位表示
- 現在も狙っていたキーワードで1~3位
- サイトからの集客で売上1.6倍
サイトの内容はほとんど変えていませんが、2年経っても検索上位をキープしています。
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