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ホームページリニューアルで同じドメインをそのまま使える?

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ホームページのリニューアルを考えたとき、新しいデザインや機能を導入するだけでなく、現在のドメインをどうするかも重要な決断の一つです。

  • 同じドメインを引き続き使うべきか?
  • そもそも同じドメインを使えるのか?

このように悩む企業様もいると思います。

結論ですが、特別な理由がない限り、同じドメインを使うことが可能です。また、ドメインを変えることは、リスクやデメリットの方が大きいです。

この記事では、リニューアル後も同じドメインを使うメリット・デメリットを詳しく解説し、最適な選択をするためのポイントをご紹介します。

画像の説明。

ドメイン変更はしない方が良いですが、例外もあります。

後半では、ドメイン変更で流入数を大幅に増やした、noteの事例を紹介します!

ドメインとは?

ドメインとは、インターネット上でサイトやメールなどのサービスを識別するための住所のようなものです。具体的には、「example.com」や「example.jp」などのように、文字列(example)と拡張子(.jp)で構成された名前を指します。

ドメインはサイトやメールアドレスで使われます。

サイトのURL
メールアドレスの一部

※ この表は横スクロールできる場合があります。

リニューアルでドメイン・サーバーはそのままが良い

ホームページリニューアルでは、同じドメイン・サーバーを使うことの方が多いです。

ドメインに関して

一般的な状況では、ドメイン変更には、デメリットしかないので、同じものを使うことをおすすめします。ただし、一部例外もあるので、その点は後述します。

🔍 ドメイン変更のデメリット

  • 検索順位が下がる可能性がある
  • 変更にコストと工数がかかる

正しい方法でドメイン変更しても、上記のようなデメリットがあります。間違った方法で変更してしまうと、さらに問題を引き起こす可能性があります。

サーバーに関して

サーバーの変更は、ドメインのように大きなデメリットはありません。とはえい、下記のような小さなデメリットは発生します。

🔍 サーバー変更のデメリット

  • 契約や設定の工数がかかる
  • 制作会社に依頼すれば費用がかかる

サーバーを変更するケースは、容量やスペックの問題が多いです。格安サーバーを使っている場合など、表示速度が遅くなることがあり、変更を変更をお勧めする事もあります。

ただし、基本的に同じサーバーを使用できるかつ特別な理由がない限り、変更する必要はありません。

リニューアルで同じドメインを使うべき理由

👇 同じドメインを使うべき理由

  • SEO的な不安要素が減る
  • メールアドレスやリンク変更の必要がない
  • コストと工数を減らすことができる

これらについて詳しく解説します。

SEO的な不安要素が減る

ドメインを変えた場合、検索順位が落ちてしまうことがあります。

👇 事例

noteは、ドメイン変更の際に、移行から2週間で以前のトラフィックの4割程度になってしまったそうです。その後、数ヶ月で元の水準まで戻って、さらに2.3倍(※)になっています。

※2.3倍になった理由は後述します。

サイトにもよりますが、数ヶ月から6ヶ月後程度で、検索エンジンに再評価されることが多いです。ただし、検索順位が必ず戻る保証はないので、大きなリスクの1つです。

ドメインの変更をしなければ、ドメイン評価による検索順位の下落を防げます。

メールアドレスやリンク変更の必要がない

ドメインを変更した際は、下記の作業が発生します。

  • 顧客や取引先にドメイン変更を知らせる
  • 各サイトに登録しているURLの変更をする
  • 名刺などに記載しているアドレスやURLを変更する

自社だけでなく、顧客や取引先にも手間をかけてしまいます。ドメイン変更がなければ、上記のような作業は必要ありません。

🔍 リダイレクトの設定をすれば問題ない?

リダイレクトの設定をすることで、『旧ドメインにアクセス→自動で新ドメインに飛ばす』ことが可能です

これにより、下記のような流入は減りません。

  • 旧ドメインでされたブックマークからの流入
  • 旧ドメインでされたSNSシェアからの流入
  • 旧ドメインで紹介された記事からの流入

ただし、リダイレクトの設定をしても、検索順位は落ちてしまうことがあります。

また、リダイレクトされることに不信感を持つ方もいます。SNSの投稿にあったURLにアクセスしたら、他のURLに自動的に飛ぶことを想像してみてください。怪しいサイトだったのか?と思う方もいるでしょう。

新規ドメイン取得の費用と工数を減らすことができる

ドメインを変更する場合は、下記の費用と作業が発生します。

  • 新規のドメインを取得する場合は費用がかかる
  • ドメイン変更による作業(リダイレクトや転送)が増える
  • 各作業を制作会社に依頼する場合は制作費が高くなる
  • 分析ツール等の再設定が必要

このように、費用と工数がかかります。ドメインの変更がなければ、これらの作業は不要であり、変更ミスによるトラブルなど、余計な心配も減ります。

どうしてもドメイン変更したい場合にすべきこと

前述した通り、ドメインは極力変更しない方が良いです。

しかし、どうしても変更したい・変更しないといけない場合もあると思います。その際にすべきことを解説します。

👇 ドメイン変更時のTODO

  • リダイレクトの設定
  • メールの転送設定
  • Google Search ConsoleでURL変更設定

リダイレクトの設定

ドメイン変更時に必須で行うべきことが、リダイレクト設定です。

リダイレクトには、下記の2つがあります。リニューアル時は、301リダイレクトの設定が必要です。

301リダイレクト
  • 永続的なリダイレクト
  • リニューアル時に使うリダイレクトは基本的に301リダイレクト
302リダイレクト
  • 一時的なリダイレクト
  • 短期間だけメンテナンスページへリダイレクトをさせたい時などに使う

※ この表は横スクロールできる場合があります。

301リダイレクトを使用することで、検索エンジンに対して『このページは新しい場所に永久に移動しました』と通知できます。

これにより、SEO効果が引き継がれ、旧ドメインにアクセスしたユーザーも自動的に新しいドメインに誘導されます。

メールの転送設定

ドメインを変更すると、メールアドレスも変更になるため、旧ドメインのメールアドレス宛に届いたメールを新しいアドレスに転送する設定が必要です。

この設定をすることで、顧客や取引先が古いメールアドレスにメールを送っても、確実に新しいアドレスで受信できます。

また、可能であれば自動返信機能を設定し、旧メールアドレスにメールを送った人に対して新しいメールアドレスを案内するのも効果的です。

Google Search ConsoleでURL変更設定

Google Search Consoleを使って、検索エンジンに新しいドメインへの移行を通知することができます。

Google Search Consoleには、アドレス変更ツールがあり、これを利用することでGoogleに新しいドメインを知らせ、インデックスが更新されやすくなります。

この手順を踏むことで、新しいドメインへの移行がスムーズに進み、検索エンジンでのランキングやトラフィックの低下を極力防ぐことができます。

リニューアルで同じドメインを『使えない』 or 『使わない』代表的なケース

ドメイン変更をする理由には、同じドメインを『使えない場合』と『あえて使わない場合』の2つがあります。

それぞれ分けて説明します。

同じドメインを使えない場合

同じドメインを使えない場合は、例えば下記があります。

契約上ドメインの所有権が自社にない

制作会社との契約で、ドメインの所有権を制作会社が持っている場合、『制作会社を変える = ドメインも変える』ことになってしまいます。

サブスクでサイトを制作をしている制作会社は、このような契約になっていることもあります。費用を払って所有権を移せるのであれば、移すことも検討しても良いかもしれません。

ドメインの有効期限が切れて所有権がなくなってしまった

ドメインの有効期限が切れてしまった場合、再度同じドメインを取り直す必要があります。取り直せれば良いですが、既に所有権が移ってしまっている場合は、ドメインを変えるしかありません。

このようなことが起きないように、ドメインは自動更新設定にしておきましょう。

同じドメインをあえて使わない場合

同じドメインを使わない場合は、例えば下記があります。

初期のドメイン選びに失敗して変更したい場合

初期マイナーなドメインを取ってしまい、SEOや信用の観点から変更するケースが、たまにあります。

  • コーポレートサイトであれば.co.jpドメイン
  • サービスサイトであれば.jpか.comドメイン

このようにメジャーなドメインを選択しておくと、後々の変更の必要性はなくなります。

社名やサービス名の変更をする場合

社名やサービス名が変わったのに、同じドメインを使い続けるのは、違和感がある場合もあります。

やむを得ないケースなので、ドメインを変更した方が良いでしょう。

元々取りたかったドメインを取得できた場合

長い間取得を望んでいた理想的なドメインが、突然取得可能になることがあります。このようなケースに、ドメイン変更することはあります。

👇

  1. 〇〇.co.jpが取得不可だったため、〇〇-inc.co.jpで妥協した
  2. 数年後…
  3. 〇〇.co.jpの取得が可能になったため、取得してドメイン変更した

【例外的な事例】ドメイン変更でアクセスを伸ばしたnoteの事例

前述した通り、ドメインの変更はリスクがあります。しかし、場合によっては、noteのように変更した方が良いこともあります。

noteは、2019年11月25日にドメインを変更しました。

変更前
  • note.mu
変更後
  • note.com

※ この表は横スクロールできる場合があります。

変更の理由は、メジャーな.comドメインを使うことで、SEO上の効果と安心感を持ってもらうことだそうです。

Googleは、明言していませんが、ドメインによってもSEOの効果は変わると言われています。例えば、.co.jpドメインは、上位に表示されやすい / インデックスされやすいなどがあります。

noteのドメイン変更の結果は成功で、数ヶ月でトラフィックが2.3倍になったそうです。

👇 注意!

素晴らしい事例ですが、初期のドメイン選びを間違わなければ、変更する必要はありませんでした。(noteの場合、note.comをローンチ時に取得できなかった等の事情はあるかもしれません)

リニューアルは早めに準備がおすすめ!

サイトのリニューアルは、計画通りに進まないことも多いため、余裕を持って早めに準備するのがおすすめです。

⚡️ こんなことが起きます...

  • 条件が合う制作会社が見つからない
  • 想像以上に準備が大変
  • サーバーやドメイン関連で対応に時間がかかる
  • 既存制作会社からの引き継ぎ作業がスムーズにいかない
  • 担当者の別業務や体調不良でスケジュール通りに進まない

制作依頼経験がない場合、リニューアルを検討した時点で、既存の制作会社や周りの知見がある方に相談すると良いです。

弊社にご相談いただければ、下記の情報を相談当日~2日程度で、お出しできます。

  • 貴社サイトにおけるリニューアルの必要性
  • 見込める成果
  • かかる費用や期間
  • 貴社が気になる情報

無理な営業等ございません。まずはプロに相談したい場合、ぜひ下記のリンクから無料相談をお申し込みください。

弊社の制作実績(公開できる一部)

この記事を書いた人

杉山 岳 合同会社LIBERA 代表

業界歴13年目。今まで200サイト以上のサイト制作に関わってきました。メディア運営歴も長く、SEOを意識したサイト設計や顧客視点でのコンテンツ制作が得意。売上に貢献するサイトを作ります!

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ホームページリニューアルで同じドメインをそのまま使える?
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